はじまり そして それから・・・
もともと、 スキースクール=全く滑れない人とか子供とかが入るとこ。  との認識しかなかったんですよね。
フツーに上から下まで降りてこられるし、‘ちゃう’にはまるでかんけーないっす。滑り方?そりゃ、上手な人は急なとこもダーッと早く滑って降りちゃうよねぇ。   ま、そんな感じ。
で、とある時期、友人とその会社の人達とのスキーにご一緒させていただくようになり。
リフト降りたら、 次はあのリフトまでだぁ!  ・・・ ってゆーのではなく、みんな並んで前の人が滑り終わるまで待ってる。。。で、滑ると‘下で見てる人’(当時は・・準指?ソレハナンデスカ??サッパリワカリマセン。)に、何やらあーでないこーでないと言われてる。
ま、‘ちゃう’は‘みそっかす’状態で、その横を きゃーゴロゴロ、うわぁぁ、バタッ・・と滑っていましたが。
そんな人々と一緒に滑っていた、友人S そして も1人の友人M は、何やら“2級をとるぞ!”(ナニソレ??)とか言い、スキーに通っているらしく・・・
ある雪不足の年のGW。
友人S&Mは、天元台という春も滑れるスキー場で、スキー学校のGWキャンプに入ると言う。
はいっ、‘ちゃう’もスキーしたいっ。・・・でも、スクール?? 入ったことないし、2人みたいには滑れないし、どぉしよぉぉぉ。
そして。。。 友人らに、 レベル毎に班を作るし、優しく指導してくれるし楽しいよ。 と言われ、スクールデビューとなりました。
でね、行ったらね、申込者数3名。そう、私らしかいなかった(笑) 雪が少ないので皆辞めたそうだ。
雪ないので、本格的レッスン!にはならず、友人らと3人楽しく・・・ボード体験レッスンなどもしたり。 
  同郷のK先生、お世話になりました。今は学校にいないけど、同郷だし、スキーの世界は狭いので、たまに飲みの席で会ったり(笑)
でも何日もこの雪じゃ・・ってこともあり、最終日は中止で1日フリーパスをいただくことに。
そして、帰宅時にスクールへフリーパスをいただきに行き・・・友人らは、「友の会の行事の月山ツアーへ行きたいのですが・・・」
なにぃっ?まだ滑れんの?滑るの?2人は行くの?ずるいずるい、‘ちゃう’も行きたいっ、えー、‘ちゃう’が行くのはムリなの。だめ?いっきたいなっ。
・・・自分のレベルのこととか、月山ってハードだってこととか、まるでわかってなかったのよね。
もちろん、先生達はプロですから、ちゃんと面倒見て下さいます。「大丈夫です、ぜひ参加して下さい。」と言われ、無謀にも申込み。
さて、月山。
後に聞くところによると、最初見て、“ありゃあ、間違って参加しちゃったのかぁ、大丈夫かぁ??”と、不安に思った人も(某N氏談・笑)
いや、だって、滑落しまくり。
さぁ、こっちに行きますよー。トラバース・・・あれ?落ちる?? さーよーならー。  沢の方へ。。。
   → K先生が降りてきて下さって、‘ちゃう’は1人別ルートにて行きました。
はい、ここ滑りますよ。カラダの向きは真下へ向かう意識で・・ 真下ぁ?えいっ。あれ。ゴロゴロゴロ・・・  藪の中へ。。。
   → ちょうど後ろから来た別の班のT先生が、藪の中から引きずり出して下さいました。
周りで見てるほうは、大丈夫かなぁ?とハラハラしていたようですが、先生方・友の会メンバー皆々様に親切に面倒を見ていただき・・・
本人は、滑落しようが藪にはまろうが、いたって楽しく過ごしていたのでした。
そして、この月山ツアーにて、ワタクシ・・・やっちゃいました。
スキーではなく、夜の宴会の部にて、強烈 でびゅぅぅ〜  → 恥
ええ。このあとしばらく、ずっと言われつづけます。○○○の○○さんって。(ノ_<。)
友人達の方が、前からスクール入ったりしてたのに、すっかり‘ちゃう’の方が有名人?
お会いしたことない方からも、 あー、あの!○○○の人!! って。
・・・初めて参加して、んなことするなよ。 ってカンジですが、  だってだって、楽しかったんだもん。 昼の部も夜の部もめっちゃ楽しかったのよ。
ついつい、はめをはずしてしまいました。

で、その後。
翌シーズンから、天元台&スクールへ・・・行きません。(笑)
行ったのは、夏の友の会総会。つまり、宴会だな。 ちゃうちゃう=宴会の場にしかいない=酒飲み  こういう図式が出来上がると。
天元台で滑ってるの見たことないけど・・・いた? って言われてました。
GWスキーも、月山スキーも楽しかった。月山の飲み会も総会での飲み会も楽しかった。
けど、まだ私、真面目にスキーを教わってなかったのよね。
で、更にその翌シーズンのことであります・・・
ふと、思い立ちます。スキーがしたいなぁ。まとめて、ドンっと。会社で、リフレッシュ休暇とっていいって言ってるし、休んでスキーしたいなぁ。
・・でも、そんな、平日に何日も休んで行けるような友達はいないしなぁ。1人じゃあねぇ。・・・でも、行きたいなぁ。
そうだっ、スクールのキャンプとかだったら、心細くないかも?! 天元台なら、月山の時お世話になった先生もいるわけだし。
スクールのカレンダーを見ると、キャンプは土日がらみしかありません。しかし、平日も定期講習があるよ。って友達から情報も聞き・・
リフレッシュ休暇を使って、9日間スキーをしてしまおう! という、アホアホな計画を立ててしまうのであった。
 (ちなみにこのアホアホな計画はこの時から毎年恒例となりました。)
初めの土日は、宿泊フリーの基礎講習。後半、金土日はレーシングキャンプ。あいだの4日間は定期にでも入って滑ろう。
・・・ところで、レーシングキャンプって何? これって、‘ちゃう’でも入れんの? はて??  ←今から思うととても無謀。ってゆーか、知らないからこそだな。ほんとに。
いちおー、不安なので、電話をしてみる。「ワタクシ、友の会でお世話になった‘ちゃう’と申しますが、友の会担当のH先生は・・・」
そして、H先生に「月山に行った‘ちゃう’ですが、このレーシングキャンプってレベル的に入っても大丈夫なのでしょうか・・・?」
もちろん、月山同様、暖かく受け入れていただきます(笑)
ちなみに・・・後から聞いたのだが、 この電話を先に受けたH先生(あ、同じHになってもうた。)は、友の会の‘ちゃう’って誰?って周りに聞き・・・みんなで 誰だろ???
電話を終えたH先生が、 月山で○○○に○○た‘ちゃう’さんだよ。   あー!!! あの ○○○のー!!  と、学校中で。 いやん(ノ_・。)

レーシングの宿は、アルブ。そして、アルブはロープウェイからも近く、ゲレンデからも、ペンションと違って、当時あったロープトウを使う必要もない・・・そんな情報より、宿はアルブ。しかし、最初の土曜はいっぱいだそうで、ペンションかもしかさんに一泊。
金曜は米沢のビジネスホテルに前泊。ここで、チェックイン時に月山スキーで会ったRちゃん・総会であったMさんにバッタリ出会い。。。天元台までご一緒してもらう。
お2人とも、かもしか泊と聞き、よかったぁ。心強いわぁ。と。  ほんとお世話になりました。
2月の極寒の天元台なのに、ゴーグルも持ってなくて、Rちゃんが 2つあるから、使ってていいよ。ってずっと貸しておいてくれたし。
土日の講習も実は申込み1人しかいなくて・・・Rちゃんが、私も入ろうか? って。  ←レベルが違うし、おまけに混乱する要因のある2人なので(笑)、担当のS先生はとても大変だったようですが(笑)
1泊のみで、あとはアルブ・・・というと、Rちゃんが、なんでアルブ?? ペンションの方が・・・ って。  え、そーなの??
ハイ。ほんとそうでした。アルブももちろん良いのですが、1人で・・それも、知りあいもなく、ほぼ初めてでアルブはとても寂しかったのでした。
ごはんがねー。 合宿とか、グループとかがワイワイってゆーのが多いところなので、そのむこーで、ぽつんとひとり、卓上コンロで・・・ ひとり鍋。ひとりしゃぶしゃぶ。ひとりすき焼き。ひとり鉄板焼き。  ・・・サミシすぎるぜっ。

スクールの先生方も、アルブでお食事をしてらっしゃるのですが、そーして1人でサビシク食事をしていると・・・
その日、定期講習でお世話になったY先生(当時は、まだ若手だったので、初・中級班を良く教えてくれてました。今や全日本上位選手。。。)が、
「きょうはお疲れさまでした!明日も定期ですか?」とか、  レッスン中に、あのクラス分けの一本が緊張します・・なんて話をしたので
「明日のクラス分けの時、‘ちゃう’さん頑張れー!って応援してあげますよ・笑」なんて、にこやかに声をかけて下さって。
ひとりぼっちでサビシイところに優しさが身にしみるぜっ。
昼間、1人で滑っている時も、「こんにちは。」って、月山でお会いしたH先生が、話しかけて一緒にリフトに乗ってくれて。(この時、あの電話での話を・・・)
みんな、すごく親切で優しいのよ。気さくに声をかけて下さるんです。
まーね、宴会でキョーレツデビューをし、宴会でしか見ないかと思えば、いきなり平日に連日のスクール入り。。。そりゃ、目立ちますがね。あはは。
で、この9日間で、滑りが変わりました。いちおー滑れるが、まったく基礎がなっちゃいないところに、しっかり、適切な指導をしていただき。
教え方もわかりやすくて丁寧で。そのうえ、とても上達したと。いや、そりゃあもう、ハマるしかないっしょ!!(笑)

そして・・・上達の幅は、さすがに最初のようには・・ね、でも、指導のほうはいつでも誰でも素晴らしくて。
で、そうして顔見知りになると、みんないつでも気さくに声をかけて下さいますし。
小さなスキー場なので、どこからでも見えるのでね、気にかけて滑りとかも見てて下さって、悩んでるようだと、気がついたことを後でワンポイントアドバイスして下さったり。

みんなみんな、優しくて楽しい先生ばかりで、ほんと、大好きなのさ。
そして、モチロン、スキーは上手いし、教え方もとても上手いのです。
・・・もう、シッポを振ってついていくしかありません。ついていきますっ。
というわけで、今にいたるのです。

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2005.2.